業務では、Google先生を使わない日はほぼありません。 エラーが表示されて解決方法を探したり、CUIのコマンドを思い出す為に検索したりするのですが、1つググり方を失敗すると無駄に時間がかかってしまいます。
今回はどうググれば求める答えにたどり着き易かったのかを、私なりの今までの経験からまとめていきますのでお役に立ててもらえればと思います😊
ググりかた
まずは標準出力、エラーメッセージをコピペしてググってみる
エラーに関して調べたい時は、出力されたエラーをとりあえずコピペしてみて、ヒットするかどうかを調べます。 ヒットすればよくあるエラーですし、ヒットしなければレアなエラーかもしくはググり方が悪いのだと判断して良いかと思います。 ヒットしなかった場合は、↓に続くググり方を試していきます。
固有名詞は省く
エラーメッセージに明らかに自分が書いたメソッド名やファイル名等の固有名詞が含まれていた場合は、 除去した上でググってみるとヒットすることがあります。 自分のローカルパスが含まれている場合も同様です。
出来る限り日本語より英語で書く
英語の方が日本語の記事よりも詳しいことが多い印象です。 英語が苦手な場合はWebkio辞書やDeepL等のウェブの辞書・翻訳ツールを駆使するのも手です。
プログラミング関連の記事で用いられる英文は口語的な英文と異なり、ある程度決まった単語が使われる傾向があるので 慣れれば辞書無しで読めるようになってきますので、これを機に英語に慣れておくのも良いと思います。
プログラミングスクールが発信する記事は避ける
悪い記事だというつもりはありませんが、基礎的な内容にもかかわらず文字数を水増しして書かれた記事が多いです。 本当に欲しい内容があるかどうかを判断するまでに要する時間がかかるので、効率的に調べたい場合は避けた方が早いと思います。
説明がざっくりしすぎている個人ブログの記事は避ける
信用できないというわけではありませんが、情報の信憑性を担保するために基本的に他の似たような記事がないかを探した方が良いと思います。 ソースコードだけがコピペで貼ってある場合は、同じようなコードを書いている記事があるか探しておいた方が安全です。
まあここも個人ブログの1つであることには変わりないのですが…🤤
Qiita, Stack Overflowの記事は評価数を見つつ類似の記事も比較する
マイナス評価が付いていたりする記事は、あまり信用しない方が良いかもしれません。 プラス評価が多い場合でも、古い記事の場合は現在のライブラリ等のバージョンにそぐわない場合もあるので、 記事の投稿日時と類似の記事の評価、内容がどのようなものかを見定めた上で判断した方が良いと思います。
文章は避け、複数の単語でググる
例えば、JavaScriptでPDFを出力するライブラリを探している場合は、 「PDF javascript 出力 ライブラリ」という感じに単語をスペースで区切ってググると思っている記事にヒットしやすいです。
ちなみに私はこの時、日本語を喋ろうとするカタコトの外国人の気持ちになってググっています👱♂️
動詞、形容詞、名詞などを組み合わせてググる
最近だとDocker for macが重すぎてなんとかした過ぎて 「Docker mac 重い 軽くする」といった具合にググっていました。
英語だと何かが動作しなくて困った場合には「**** not working」などと検索するとよくヒットします。
そもそもエラーメッセージにヒントが書いてないか確認する
案外見落とすのですが、フレームワーク等が丁寧にエラーの原因や対処法を出力してくれている時があります。
CUI上ではエラーはよく赤色の文字で出力されたりしますが、黄色でwarnと出力されている文字があるかどうかも要チェックです。 npmなんかだと「依存するライブラリのバージョンが噛み合ってないよ!」という旨の警告メッセージが黄色で出力されてたりします。 警告系メッセージも素直に読むと幸せになれるかもしれません。
公式サイトを見る
ライブラリ、フレームワークの公式サイトがあるなら見ておくのも良いです。
(個人的に)命を救われたサイト
Stack Overflow
日本語記事で全く情報がない! でもなんかエラー出まくっててわけわかんない!ヘルプ!っていう時に幾度となく助けられました。 特にAngularは日本語情報が他のフレームワークと比較して少ないので、ここの記事を参考にしたことが多かったように思います。
Github
Githubに調べたいソフトウェア・ライブラリのリポジトリがあるなら、 リポジトリのREADME.md、Wikiを見たり、Issueを見るのも有効です。
なにより開発者本人によるコメントが見れたりしますので、信頼性抜群です。
あとがき
2、3年前はQiitaも検索対象としては悪くなかったのですが、 ここ最近はメモ帳代わりのような記事が散見されることが多く、むしろ避けた方が答えに辿り着けることが多くなってきたなという感じです。 (ただしLGTM数が100超えのような記事はほぼ良記事だったことが多かったです)
情報共有サービスは流行り廃りがあるので、冷静にどこの記事が信頼できるのかを見極めていきたいですね。